新緑

リコーダーのすすめ その3

というわけで、Kさんのフルート、姉のピアノ、わたしのチェロでいろんな曲を楽しんでいました。そんななかでKさんがリコーダーを吹いてみないかと勧めてくれたんだと思います。バロック時代にはリコーダーは花形楽器だったんだよと。リコーダーなんか中学生のときに卒業して持っていなかったのでKさんに借りて練習し始めました。そしてバロック時代の曲をたくさん聴くようになりました。

いちばん最初に練習した曲が「忠実な音楽の師」と呼ばれるG.P.テレマンのソナタ・ヘ長調の2楽章。ゆっくりの曲でむずかしくない短い曲なのですが、とても叙情的で手始めに練習するにはもってこいだったと思います。それからいろんな曲に挑戦するようになりました。だんだん上達してくるとプラスチックのリコーダーでは物足りなくなってくるんですね。ホンモノがほしくなってくるんです。

ちょうどそのころ交通事故に遭いました。名古屋の中心街をバイクで走っていました。赤信号の交差点で停車していたのですが、青信号で走り始めると左折する乗用車に巻き込まれるかたちで転倒したのです。おかげで(?)数ヶ月後には8万円ほどの慰謝料を手にすることができ、そのお金で黄楊(ツゲ)製のアルトリコーダー(メック社)を買うことができました。

alt_recorder 交通事故のおかげで買うことができたアルトリコーダー

木製のリコーダーはプラスチックのようにぞんざいに扱うことができません。新しいものを買うとどうしてもいろいろ吹いてみたくなってしまうのですが、ダメなんです。買って1週間は最低音(アルトリコーダーではファの音)だけをロングトーンで鳴らします。しかも5分だけ。さらに吹く前には30分ほど懐に入れて人肌に温めておかなくてはなりません。次の1週間はソの音にあげます。そして少し時間を延ばします。その次の1週間はラの音。気の長い話ですが、そんなふうにして少しずつ慣らしていくのです。じょじょに慣らしていくと、楽器が鳴るようになってくるんです。それがまた楽しみでもあるんですけどね。

<つづく>
 
by customlegend  at 10:34 |  音楽 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
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とにかく自分でやれることは何でも自分でやってしまいたい。だから何でも自分でやれるようになるので、人からは器用な人だとうらやましがられるが自己評価は器用貧乏。有機食品の認証業務の仕事をしています。

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