新緑

2007年を振り返って

2007年はカンボジアにはじまって北朝鮮で終わったという感じがします。カンボジアは5泊6日で義弟家族を訪問しがてら観光もという旅行でした。有名なアンコール・ワットまでは行かずプノンペンで過ごしました。11月初旬には4泊5日で韓国を訪問し、うち北朝鮮は1泊2日でした。いずれも滅多に行くことのできないところだけに、いろいろ考えさせられる旅でした。

今年を漢字一字であらわすと「偽」となるそうですが、ほんとうに何を信じたらいいのかと思わされた1年でした。とくに大きな問題となったのは食品偽装。仕事上、有機食品の検査・認定(JAS法)にかかわっているだけに、これまたいろいろ考えさせられることばかりです。たしかに偽装するのはよくないことですが、食べる側が無罪だとはとても思えません。「食べ物」という「いのち」にかかわる問題を他人任せにしてしまっていることが原因なんだと思います。

地元の市民オーケストラに入って2年がたちました。今年の定期演奏会はベートーベンの交響曲第2番、モーツァルトのフルートとハープのための協奏曲ハ長調、モーツァルトのハフナーセレナードより第1楽章でした。来年の定期演奏会はベートーベンの交響曲第5番「運命」と、同じくベートーベンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」です。現在ひたすら練習中です。楽しんでいます。

一美さんは長らく勤めていた愛農ネット本部の仕事をやめて2つほど仕事をはしごして、今はリゾートホテルのスパで仕事をしています。はたしてこれがいつまで続くのでしょうか。長男・出は奈良で一人暮らしをしながら大学生活を送っていましたが4月いっぱいでギブアップし、今は自宅から通学しています。来年4月にはいよいよ4回生です。次男・渡は京都にある大学1回生。大学の寮にはいって通学していましたが、来年からは一人暮らしをするようです。三男・登は高校2年生、地元の高校に通っています。

ってなわけで、充実した2007年でした。
 
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北朝鮮旅行記…その20 帰国

「早く、早く」とせかされて車に乗り込んで鄭さんが代表をつとめるヤンピョンの生協に向かった。職員が野菜ボックスの仕分け作業をしているなかド・ド・ドと押しかけた。生協といってもちょっとした店舗をもった倉庫といった感じだ。そこに日本人十何人が押しかけて韓国のりやらのおみやげをたくさん買い込んだので、おそらくかなりの売り上げになったに違いない。

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そこで正農会のみなさんとはお別れしてわれわれは一路インチョン空港へ。10時15分ごろに空港について出国手続きをして、何人かは韓国ウォンを使い切るためにまた買い物をしたり、飲み食いしたりして時間をつぶし、12時55分発の大韓航空機に乗り込んだ。往路のようにもしかしたら「ファーストクラスに・・・・」と期待したが残念ながらエコノミーだった。時間どおりセントレアに到着して4時発の高速船に乗った。5日に津から高速船に乗ったときには満員だったのだが、4時の便にはわれわれ4名を含めて乗客は6名。これでは赤字になるのも当然だ。

愛農には日もとっぷり暮れた6時ごろに到着。北朝鮮を訪問するという5日間のエキサイティングな旅行が終わった。
 
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北朝鮮旅行記…その19 世界で最初の温室

鄭さんがどうしても見せたいと言う「500年前の温室」というところに案内してもらった。鄭さんのイチゴハウスに隣接するかたちでその500年前の温室というのがあった。なかなか立派なもので、まさか鄭さんが自分で作ったわけでは・・・・と思って聞いてみたらヤンピョン郡が作ったということだった。これまで世界ではじめての温室というのは1619年のドイツ・ハイデルベルクの温室と言われていたのだそうだが、少なくともそれより170年早く韓国で温室が作られていたのだそうだ。→朝鮮日報(2002/02/23)

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温室の床下にはオンドルがあって、オンドルは窯で薪を燃やして暖めるようになっているのだが、さらにその窯には釜が載せられるようになっていて釜でお湯を沸かして、その湯気(水蒸気)を円い筒(煙突みたいなの)で集めて温室内に送り込んで湿度を保たせる構造になっている。なかなかのすぐれものだ。これは1450年代に全循義(チョン・スンイ)が編纂した『山家要録』に記録されているものをここに復元したのだそうだ。いや、なかなかいいものを見せてもらった。施設のなかにはクムガンサンを模したものもあって、それもまた立派なものでよく作ったものだと思った。

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ラベルのボレロ

仕事をしているときはたいてい何かしら音楽を聴いています。たいていはBlue Sky Labelが提供してくれている著作権の消滅した歴史的名演奏を聴いています。パソコンの画面は仕事が占領しているわけですから、音楽だけがスピーカーから流れてきてくれたらいいわけです。

最近、時間のあるときにyoutubeを見るようになりました。そのなかにとっても面白くて楽しい動画があったのでここに紹介したいと思います。





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オルガンの響き

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今日はけっこう時間がたっぷりあったので、久しぶりにステレオでオルガン曲を聴きました。友人が16年前くらいにゆずってくれたマリー・クレール・アランのバッハオルガン全集。CD17枚もあるのでいっぺんに全部を聴けるわけではないので、今日はクリスマスということで orgelbüchlein を聴きました。最近はベートーベンを聴くことが多いのですが、やはりバッハは偉大です。
 
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クリスマスコンサート

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っていうほどのものじゃなかったけど、21日の金曜日に隣町にある小さなミュージックサロンで東健三さんのバイオリンの演奏があるというので聴きに行った。東さんは大阪在住で音楽活動をされているそうだ。

25畳ほどの部屋に聴衆は10人ほど・・・・なんともったいない。バイオリンはストラディヴァリウスに並んで名器として名高いガルネリなんだって。およそ300年前に作られたもの。狭い部屋で鳴らすにはぜんぜん釣り合いがとれないくらいの音量だった。

旧青山町に別荘があるということでときどきこちらに来る機会があるとのこと。経歴をみるとスゴくて月とスッポンのようだけど、伊賀オケにも少し関心を示してくれている。もしかして団員になって指導してくれるようになったらいいな。
 
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北朝鮮旅行記…その18 最後の日の朝

11月9日(金)

目が覚めたのは5時。こりゃちょっと早すぎるぞと思って二度寝。6時ごろになるとみながごそごそと起き出しはじめたので自分も起きて荷物の整理。トランクにぎゅうぎゅうづめに詰め込んだ。鄭(チョン)さんにもらった2本の野菜酵素ジュースがかなりのスペースを占めている。薄明るくなった6時半ごろに出発して漢江のダム湖のほとりにある鄭さんの家に向かった。おそらく5年ぶりくらいだろうか。水際にあった水田はレンコン畑になっていて、農作業小屋だったところが食堂になっていた。2、3年前から食堂を始めたとのこと。「こんなところで?」と思ったが、夏のあいだはけっこうお客さんが入るらしい。そこでおいしい朝食をいただいた。

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鄭さんは正農会の元会長さんだが韓国の有機農業界でも重鎮のひとりだ。いま韓国は大統領選でにぎやかだがつい先日、大統領候補のひとりが鄭さんの農場を訪れて・・・・農民票獲得のためのパフォーマンスのひとつだろうけど・・・・「わたしが当選したら親環境農業の政策を継続しますよ」と確約して帰ったのだそうだ。いやはやスゴイ。
 
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北朝鮮旅行記…その17 ふたたび韓国へ

ふたたび正農会の車に分乗してきのうの早朝、食事をしたレストランへ行った。日本海に面しているということで海の幸をふんだんに使った韓国料理をいただいた。最初にテーブルに並べられていたのは少しのお寿司だったけれども次にはお造りがでてきて、最後には魚のチゲでてきた。かなりお腹いっぱいにいただいた。

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夕食を終えるとまた車に乗り込んだ。今夜の宿泊先であるヤンピョンに向かわなければならない。3時間くらいで到着するということだったが、おそらく3時間半くらいかかっただろうか。ヤンピョンはソウルの水瓶といわれる漢江のダム湖を中心に広がっている郡だ。着いたのはグリーンツーリズム(農家民宿)をしている正農会のメンバーのところのようだった。そこに着くとまた少しの料理と数々のお酒が用意されていた。料理のメインはアナゴだと聞いていたけれど、食べてみるとどうもウナギのようだった。ついついまた食べて飲んでしまった。

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就寝はおそらく0時ごろ。オンドルのおかげでぬくぬくの布団に入った。
 

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北朝鮮旅行記…その16 特別待遇?

この免税店で働いている人たちは、もちろん現代俄山の社員もいるが、北朝鮮の人もけっこう目につく。左胸に赤いバッジをつけているからだ。よくよく見てみると金日成の顔がある。そういえば北朝鮮人の売り子さんはみな女性だった。顔がちっちゃくてかわいらしい。そしてなんとなく純真無垢な印象を受ける。「北朝鮮の女性は美しい人が多く、韓国人の男性にはかっこいい人が多い」とだれかが言っていた。たしかに北朝鮮の女性には美しい人が多い感じがした。そういう人ばかりを集めているだけなのかもしれないけれどね。

北朝鮮の人が胸につけている金日成の「バッジ」・・・・北朝鮮では「バッジ」とは言わず表象と言うらしい。どんな気持ちでつけてるんだろう?と思って聞いてもらったら、なんかすごくとまどった表情をしながら、「付けたいから付けているわけではないし、付けなくないけど付けているわけでもない。付けることになっているから付けているのです」と答えてくれたそうだ。なんだかマニュアルどおりの答え方だなと思ったけれど、きっと心の中では「ほんとは付けたくないんだけど・・・・」って思っているんじゃないかな?と想像した。

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3時半くらいになって帰りのバスに乗り込んで出発を待っていたら現代俄山の責任者という人が乗り込んできてあいさつをしてくれた。「日本からのお客さんを歓迎します。もし日本からのお客さんが来ているということを最初から知っていたら特別に待遇させていただいたのですがすみませんでした」と。彼によると日本からのはじめての観光客だということだった。でもそんなことはないはず。というのは、インターネットで検索してみると日本人の観光客でクムガンサンに行ったレポートが読めるからだ。現代俄山の責任者が言った「はじめての観光客」という意味はおそらく「はじめての団体客」という意味だったんじゃないかなと思う。いずれにしても、日本からの観光客がきわめて少ないことには間違いない。

ところで、いったい最初から知っていたらの「特別な待遇」ってどんなものだったんだろう?今さらそんなことを考えてもしかたがないけど、帰り道はたしかに特別待遇になった。何がかというと、北朝鮮に入るときにはいちばん最後だったわれわれのバスが、出て行くときには数十台あるバスの先頭になったのだ。入るときにはずいぶん待たされたのだったが出るときにはスイスイと出ることができた。入るときにはかなり緊張していたわれわれも出るときにはけっこうリラックスしていたという気分的なものもあったのかもしれないけれど。

しかし出るときもやはり全員がそろわないとバスは動かない。けっきょく韓国の入国審査を終えてでてきたのは5時20分、最初に入国パスをもらったバス乗り場に着いたのは5時40分でもうすっかり暗くなってしまった。
 
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北朝鮮旅行記…その15 平壌冷麺

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山をバスでおりると玉流館という北朝鮮で最も有名だという平壌冷麺を食べに行く。これまた美味しかった。韓国のみなさんも玉流館の冷麺を食べるのは初めてだということで、とても美味しいと言っていた。

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朝は雲ひとつない好天だったが、昼前ごろから雲が増えてきて1時ごろにはお日さまも見えなくなってしまった。気温は15℃となっているが、体感温度はもう少し寒い感じがする。冬でも観光客はひっきりなしだということだったが、いったいどれほど寒いのか想像がつかない。それにしても月曜日から木曜日までほんとうに好天に恵まれてありがたかった。1時から3時半まではショッピングの時間が割り当てられていた。3人ほどは温泉に行ったようだが、また12ドル使うのはもったいないと思ってやめた。

免税店だという店であれこれながめてまわったが、これといって欲しくなるようなものがない。ほかの人たちはけっこういろいろ買い込んでいたので、それを見ていたらやっぱり自分も何かおみやげを買って行かなくちゃと思って見ていたら、五穀セット(小豆、黒米、粟、稗、コウリャンがそれぞれ500gずつ)、が1万ウォン(約1400円)であったので、こりゃ安いと思って2つも買ってしまった。北朝鮮には農薬も化学肥料なんてないからオーガニックにまちがいないはずだ。

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北朝鮮旅行記…その14 北朝鮮2日目

11月8日(木) クムガンサン2日目

6時15分に起床。6時半から朝食。クムガンサン観光ではみな同じ時間に同じ行動をしなければならないらしく、いっせいに食事にやってくる。いっしょのテーブルについたのは韓国人の4人家族。しゃべりかけられても困ってしまうので、だまって食べたのだけれど、食事のあとにトイレに行ったらたまたまいっしょになった。30代と思われるその男性は2つある扉の右側に立っている。鍵をみると青いままで(赤が使用中)しかも扉が少し開いている。おかしいなと思ったものの、韓国語を話すことができないのでしばらく待っていたが、がまんしきれなくなって入ろうとすると中に入っているという。韓国語で話しかけてきたので身振りで話せないことを示すと、彼は「日本人ですか?」と日本語で話しかけてきてびっくり。韓国人の彼はいまはニュージーランドにいるそうだが両親と息子を連れてクムガンサンに来たということだった。なぜ日本語ができるのかというところまでは話すことができなかったが、日本語がしゃべれるのだったら朝食で同じテーブルについたときに少しでも話すことができればよかったのにと少し残念だった。

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ファミリーマートで水(500cc2本で1ドル)を買い込んで8時25分にいっせいに出発。今日は万物相(マンムルサン)登山。数十台のバスが山道を登っていく。舗装はされているけどスゴイカーブの連続で、日光のいろは坂をもっとすごくした感じ。30分ほどひたすら登って登山口に到着したのだが、冬になると積雪のためにバスで行くことができないためこの道をいちばん下から徒歩でのぼってくるのだそうだ。アンビリーアブルだ。先週は紅葉のハイシーズンで一日にバス80台だったらしい。3000人を超えていたということになる。いやはやすごい。

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昨日はひざを痛めたが温泉もゆっくり入ったし、ひと晩ねたらなんとかなるかと思っていたが、いまひとつ調子がよくないので今日はあまり無理をしないことにした。それから膝への負担を軽減するために杖(1万ウォン)を買って登り始めた。ところが昨日の九竜淵とちがって万物相はまたまったく異なった趣で美しい。なんとかがんばって半分くらいは登ったと思うが、コースがふたつに分かれるところでやめにしておいてまたゆっくりと下った。昨日も無理をせずに杖を買って登っていれば、今日も万物相を最後まで歩けただろうにととても残念だった。
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北朝鮮旅行記…その13 ハラハラ・ドキドキ

ふたたびホテルにもどってから温泉へ。クムガンサンの温泉は古くから有名なのだそうだ。温泉の施設は日本のスーパー銭湯をもう少し高級にした感じのもので、下駄箱も鍵つきロッカー、脱衣所も鍵つきロッカーになっている。浴室にはいるととても広くて、内湯の浴槽は水風呂もふくめて4つ。さらにドライサウナとミストサウナがある。の露天風呂は水風呂をふくめて3つ。さらにサウナもある。あとエメラルドグリーンの石を敷き詰めて5、6メートルほどその上を歩くところがあり、温水と冷水のふたつのコースがあった。また打たせ湯もあった。日本ではお湯の場合が多いと思うのだがここにあったのは冷水の滝。修行僧になったつもりで冷たい滝に打たれながら北朝鮮の平和をしばし祈った。

1時間半弱ゆっくり風呂に入ったが、日本人と韓国人をくらべると、どちらかというと韓国人のほうが長風呂のようだった。国民性のちがいがあるのかどうかはわからないけど。入浴料は12ドル。

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4時半に温泉を出て、ホテルまで20分ほどだったろうか、歩いて帰ったのだが、やはりひざが痛くてふつうに歩くことができなかった。ホテルの部屋で30分ほど休憩してからサーカスを見にふたたびホテルを出た。サーカス場の前には人がいっぱい集まっていた。中にはいってイスの数をかぞえたがおおよそ500席ぐらいでほぼ満席だった。いちばん左端だったけどいちばん前の席に座ることができた。サーカスなんぞというものはこれまでおそらくまったく見に行った記憶がないし、たいして期待もしていなかったが、せっかく北朝鮮に来たのだからと思って30ドル払って見ることにしたが、予想はみごとに裏切られ、最初から最後までドキドキ・ハラハラでとても楽しませてくれた。

PB070133 カーテンコール

サーカスのあとはレストランで食事。おいしいキムチチゲをいただいた。バスでホテルにもどるともう9時になっていた。池野さんがビールを買い込んでいたので、池野さんの部屋にいっておこぼれをいただいていたら朴さんがダンボール箱をもってやってきた。中には北朝鮮のマッコリが20本ばかり入っている。差し入れだというので遠慮なくいただいたのだが、どうもそれは一人1本ずつみんなで分けるべきものだったらしく、あとでお小言をいただいた。

PB080149 北朝鮮のマッコリ(どぶろく)
 
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北朝鮮旅行記…その12 Japen !?

集合時間に遅れたらいけないと思い、すぐに下山しはじめ駆け下りるようにしておりたのだが、あまりがんばりすぎたため右ひざがガクガクになって、まともに歩けないくらいになってしまった。ひざには体重の3倍の重さがかかっているってテレビで言ってたっけ。下り坂…しかも急斜面ともなればなおさらだ。登山口にたどりつくころにはほとんど引きずるようになってしまった。みんなとは違ったほうに登ったため、途中でほとんど日本人の参加者に出会うことがなく、きっとみんなを待たせてしまっているだろうと思ったのだが、登山口に着いてみると半分くらいがまだ帰ってきていないことがわかり、もう少しゆっくり下りてこればよかったと思った。

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バスに乗り込もうとしたら、バスのフロントガラスのところに手書きで「Japen」と書いてある。日本から来たわれわれにわかるようにバスの運転手が書いてくれたらしいのだがあまりにおかしかったので思わず写真にとった。

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全員がそろうとバスはホテルに向かった。すっごい高級そうなホテル。入り口には北朝鮮の人だろうと思われるベルボーイが立っている。エントランスもすごいし、入ってもすごい。かつて北朝鮮労働党の幹部が集まるときに使っていたものをホテルにしたというようなことを聞いた。こんなすごいホテルだとすると宿泊料もすごいんだろうと思った。でも聞いてみると、もともと予約をしたときは小さなバンガローのほうで頼んでいたらしいが、北朝鮮に来てみたらホテルのほうに変わっていたらしい。値段は同じだということだった。それにしても高級なホテルだ。とても北朝鮮とは思えない。

PB070130 泊まったホテル PB080159 泊まるはずだった宿舎
ところがホテルのトイレに行ってみると電気がついていない。聞くと、電力までは韓国からひっぱってくることができず北朝鮮から供給してもらっているという。そのため電力の供給をコントロールされていて、ホテルでは午後4時からしか電気がつかないらしい。ところがそれはまだいいほうで、北朝鮮の村々はさらに制限されていて6時にならないと電気が通じないそうだ。電気が通じるとはいっても1軒の家に許されているのは電球1つだけだということだ。そんな状態で文化的な生活ができるはずがない。説明によると北朝鮮の農村は韓国の1950年代後半から1960年代前半の生活レベルなのだそうだ。

PB070131 この写真は部屋のバス・トイレ

ホテルに荷物を一時的にあずけてレストランに向かおうとしてバスに乗り込もうとするとフロントガラスのところのサインが「Jepan」に変わっていた。またまたおかしくてシャッターを押した。

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昼食はいくつかの種類のキムチとプルゴギ、ごはん、スープだった。韓国人によると北朝鮮のキムチの味付けは南にくらべるとじゃっかん薄めだということだった。南は化学調味料をいれるけれども北にはそういうものがないから味が淡泊になるんじゃないかと言っていた。でも、レストランで出される食材は北朝鮮からはほとんどまかなうことができず、9割は南から持ってきているということだったのだが・・・・。

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昼食を終えてバスに乗り込もうとしたら今度は「日本」に変わっていた。これで一件落着。

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北朝鮮旅行記…その11 絶景!

この特別区域を観光地として開発したのは現代俄山(ヒュンデアサン)。現代自動車で有名な現代グループのひとつらしい。現代の会長がこの近くの生まれらしく、ここの開発にはとくに思い入れがあったのだとか。1998年から開発をはじめて、ばくだいな投資もほぼ回収して黒字になろうとしているということだったが、北朝鮮にもかなりの収入になっている。日帰り観光の場合はひとり15ドル、1泊だと35ドル、2泊観光だと80ドルが北朝鮮に支払われることになっているのだとか。平均40ドルと仮定して年間の観光客30万人をかけると1200万ドル・・・・14億円くらいかな?金正日も喜んでいるはずだ。

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さて、トイレ休憩をしてふたたびバスに乗り込み決まった時間になるといっせいに出発。まず1日目は九竜淵(クリョンヨン)コース。登山口に到着するとみなバスを降りて登山コースをゾロゾロと登り始める。なにせ1000人もの人がいっせいに来ていっせいに同じ1本の道を登りはじめるのだから芋の子洗い状態になる。登山道は渓流にそって設けられているのだが、それはそれはきれいな水だ。ゴミもまったくない。人の手が入っていないとこんなに水がきれいなのかと感心する。

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ここクムガンサンは、かつて中国の有名な詩人・蘇東波(ソ・トウバ)が「金剛山が見られるなら悔いはない」と言わしめたほどの絶景。なるほどとうなずける。

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どんどん登っていくと途中で道がふたつに分かれているところに来た。右のほうの道はすごい絶壁のようなところに向かっている。せっかく北朝鮮に来たのだから、おそらくもう二度と来ることはないだろうからと思い、絶壁のほうに挑戦することにした。途中で鉄製の階段(幅60センチくらいですれ違うことができない)にペンキ塗りをしていたため上りと下りが詰まってしまい大渋滞に。でも適度な休憩になってゆっくり登ることができた。終点の展望できるところに出ると視野が一気にひらけ、すばらしい眺望を見ることができた。眼下の谷底には上八潭とよばれる淵というか沼がエメラルドグリーンに輝いていた。たいへんだったけれども、登ってきてほんとによかったと思った。日本人の16名のなかではここまで登ったのはぼくだけというのもうれしかった。

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とにかく自分でやれることは何でも自分でやってしまいたい。だから何でも自分でやれるようになるので、人からは器用な人だとうらやましがられるが自己評価は器用貧乏。有機食品の認証業務の仕事をしています。

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