ここのところバイオガソリン解禁についてのニュースをテレビなどでよく見ます。二酸化炭素排出抑制のために効果的だという論調の反面、疑問視する声も聞かれます。ところがそれらを見ていてなんか変だな・・・・と違和感を感じるのです。
ニュースが言うには、バイオガソリンが燃やされて二酸化炭素を出さないわけではないが、バイオガソリンの原料になるトウモロコシやサトウキビは生長するあいだ酸素を供給しているからプラスマイナスゼロと見なされるからいいのだというわけです。ところが問題はバイオガソリンが普及することで日本ではオレンジジュースが値上がりし、アメリカではコーンフレークが値上がりし、ドイツではビールが値上がりしている、だからバイオガソリンはいかがなものかというのです。つまり、バイオガソリンは歓迎するけどオレンジジュースなどの飲食料品が値上がりするのは困るという、単純にコストの問題にすりかえられてしまっているからです。
二酸化炭素の問題をなんとかしなくちゃ・・・・ということではなく、どっちが安いかという点でしか論じられていないように感じられるのです。
ニュースではあまり伝えられていないようですが、大型車のガソリンタンクをバイオガソリンで満タンにするためには、人間一人が1年間に食べる穀物が必要だということです。これってとんでもないことだと思いませんか?
私が運転している車で計算してみると、年間の走行距離がおよそ15000kmです。燃費が1リットルあたり11kmなので、年間に使用するガソリンの量は1363リットルになります。大型車のガソリンタンクがいったいどれくらいの容量なのかわかりませんが、たとえば100リットルと仮定しましょう。1363を100で割ると13.6。つまりもし私がバイオガソリンを使うとすると、年間に13人から14人が1年間たべられる食料を燃料として二酸化炭素にしてしまうという計算になるのです。
「オレンジジュースが値上がりするのは」困る・・・・なんていうのは論外で、バイオガソリンを使うことによって、今日たべるものがなくてひもじい思いをする人がますます増えていくことになることを何故ニュースでは伝えないのでしょう?
トウモロコシやサトウキビからバイオガソリンを作るのではなく、食用油が天ぷらやフライに使われたあと捨てられている「廃油」をバイオ燃料とすることのほうがもっと現実的で、二酸化炭素抑制のためになり、なおかつ環境保護のためになり、貧しい人たちの食料を守るためになるのではないでしょうか。
「廃油」を使ってバイオ燃料にする試みはもう10年以上もおこなわれています。自分で燃料を作って自分の車を走らせる・・・・自給自足という生き方にあこがれますが、エネルギーを自給自足できたらそんなに楽しい生き方はないのではないでしょうか。
興味のある人はこちらのHPをごらんください→
ジャーニー・トゥ・フォーエバー
by customlegend at 16:20 |
農・食・環境 |
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