いやはや、さて、どう考えたらいいんでしょうね。
昨年12月25日のエントリー「エコモノ その1」で携帯電話の電池の寿命を延ばしてくれるすぐれもの(らしい)
e-more の紹介をしたのですが、それについてお二方がコメント欄に意見をくださっています。
わたしのエントリーに対して206さんが「どう見てもインチキです」と注意を促してくれました。
なるほど、なるほど、いや、これはだまされるところだったと正直おもったのですが、そのあとに装着者さんがコメントを寄せてくださいました。装着者さんは実際に装着されて「その効果を体感している」というのです。
そのコメントをいただいてわたしは、たかが1000円だからダメでもともと、試してみようかしらん・・・・というレスをしたのですが、ふたたび206さんがコメントくださいました。206さんは「
Wandering Wanderer: 無批判の恐怖」のサイトを引用(リンク)してうさんくさい業者にだまされないでくださいねと、またありがたいおことば。
もしさらに、実際に装着されて「だまされたぁ〜」って人がコメントしてくれたらいいのに・・・・と思っていますが、もしそういう人がいたとしたらまさに三者三様ということになります。
なんだかコメントをいただくたびにあっちにフラフラこっちにフラフラしている自分の節操のなさに、正直はずかしく思います。さてこれをどう整理したらいいんでしょう。
206さんが引用されたWandering Wandererさんのブログの2007年2月11日のエントリー「
無批判の恐怖」ではこの e-more について「これは一見科学的であるかのように装って、騙して売ろうという魂胆が透けて見える。まさに似非科学もいいところ」と言い切っています。ふむふむ、似非科学(エセ科学と読みます)ですか、これまた手厳しい。
ところでエセ科学って何なんでしょう?そしてエセでない科学とは何なんでしょう?
wikipedia で似非科学を検索すると疑似科学として説明されています。詳しく知りたいというかたはぜひ見てみてください。またググってもたくさん出てきます。
さて wikipedia によると「科学の要件として広く認められている条件(科学的方法)を十分に満たしていないものを言う」ということですが、では擬似科学と「正しい」科学の境界線はどこにあるのかというと、「ウィーン学団は(中略)
『存在する全ての科学は「最終的には疑似科学と区別ができない」という結論に達した』と説明しています。
なんのこっちゃ、それじゃわれわれ庶民は何を科学として信じたらええの?ってことになりゃしませんか?ちなみに、疑似科学と見なされることが多いものとして以下のものが挙げられていました。以下列記しますね。
血液サラサラ、皮膚呼吸、波動(水からの伝言)、ダウジング、ピラミッドパワー、フォトンベルト、タキオン、トルマリンの効用、ゲルマニウムの効用、マイナスイオン(空気のビタミン)、酸性食品とアルカリ性食品、活性水素、超軽水、高濃度酸素水(酸素入り水)、にがり健康法、優生学、サイ科学、精神分析学、古代宇宙飛行士説、ホメオパシー、創造論(創造科学)、社会進化論、偽言語比較論-日本語論、産み分け、コラーゲンを用いた健康食品。さてどんなもんでしょう?みなさんだまされていませんか?(なんちゃって…)
最近、ゴア元副大統領の「不都合な真実」の映画が好評を博していますが、そこでは地球温暖化によって世界の海面が6メートル上昇し、低地にあるフロリダやオランダや上海が洪水に見舞われると警告しています。ところが、それすらエセ科学だという論調もあります。→
http://tanakanews.com/070220warming.htm さて、真相やいかに?
またこの「科学」というものは無条件に真理であるわけではなく、何らかの前提の上に成立していることを考えるとまた問題は複雑になってきます。すなわち立場を異にしてしまうと、同じ現象がまったく異なって見えてきてしまうということもあるのです。ときにその立場とは思想とか哲学とかはたまた宗教や信仰ということがありますから、そうなってくるともっとややこしくなります。
なんと私は聖書の創世記にでてくるノアの洪水のできごとを神話としてではなく、歴史的な事実であったと信じる創造科学の立場に立っているので、進化論の立場に立つ人から見たら、とんでもないことを真面目に考えている頭のおかしい人間のひとりでもあります。(笑ってください…)
そろそろオチをつけないといけませんね。さてさて、わたしのような浅学非才な者がエセ科学とエセでない科学に決着をつけようなどと、そんな大それたことは考えておりません。ただこの e-more についていえば、実際に装着して使った経験から「その効果を体感している」という装着者さんの経験を科学的にあるいは論理的に否定することはできません。その体験がどのようなものであれ、体験してしまっているということを他人がとやかく言うことはできません。だから「効果がある」は少なくとも装着者さんにとっては事実です。
逆に、もし実際に装着して「ぜんぜん効果がなかった」という人がいたとしたら、それもまた真実なのでしょう。その人にとっては少なくとも「効果がない」は事実です。
問題は疑似科学を用いる人のなかには悪意でやっている人もいるということでしょう。つまり、自分で説いている説明が科学的でないことを承知のうえで非科学的な説明をして相手に何らかの不利益を与えようとしている・・・・つまり自分がそれで利益を得ようとしている人もいるだろうということです。逆に、自らも信じており、それが非科学的とは思っていないほんとうに善意の人もいるということも理解しておかないといけないと思います。
ところで e-more はどっちでしょうね。Wandering Wanderer さんによると、悪意が見え隠れしているのではないかという指摘なんじゃないかと思うのです。たとえば「製品名とパッケージと会社名だけ入れ替えて」いるだけじゃないかとか、「2005年に公正取引委員会から景品表示法違反の疑いで注意されたことに、何の反省もないとんでもない会社」ということですね。
さてと、あとはこれらを総合的に評価して、自分はどう判断するか・・・・ということですね。
それにしても、エセ科学のなかにはなぜか魅力的に見えるものが多いのは何故なんでしょう・・・・汗