Sat
01/27
2007
カンボジア 〜6

朝食を食べたあとすぐ近くにあるマーケットをのぞいてみた。日本でもそうだが、マーケットという場所はその国の庶民の生活をうかがうことができる。野菜、くだもの、穀物、食肉、さかな等々。
カンボジアでは一部の高所得者をのぞいては冷蔵庫をもっていないということだ。なのでマーケットには常に新鮮なものが並び、主婦らは必ず一日にいちどはマーケットに足を運ぶのだそうだ。とうぜんいちばん身近なマーケットに行くことになる。
日本でどんどんと身近な八百屋や魚屋、肉屋が大規模店舗に押されてつぶれていっているけれども、そしてその原因はいろいろあるとは思うけれども、いちばんのおおもとは冷蔵庫なんじゃないかと思った次第。冷蔵庫がなかった時代にはカンボジアのようにいちばん身近なお店に毎日のように買い物に行っていた。ところが冷蔵庫が普及して保存ができるようになって、まとめ買いできるようになり、車の普及とともに中(大)規模店舗の安売りに遠出をするようになったと。
それともうひとつ、冷蔵庫に入れておくことで消費期限、賞味期限がのびる。だから食品の腐敗に対する感性が衰えてしまったんじゃないだろうか。もし冷蔵庫がなかったとしたら食品はどうしても悪くなりやすくなってしまうので、ふだんから新鮮なものを手に入れようと思うだろうし、食品に対する感性も鈍くはならないんじゃないだろうか。
最近の賞味期限や消費期限の問題は、たしかに食品メーカー側、販売店側に問題があるだろうが、われわれ食べる側の感性も常日ごろから磨いておく必要があるのではないだろうか。自分のからだ、自分の健康、自分のいのちはだれかに守ってもらうものではなく、自分で守るべきではないだろうか。
なんだか最近のニュースを見ていると、自分自身のありかたを省みないで、いつも自分以外のもの(ところ)に責任をおしつけようとしているように見えてならない。










